あいあむおーけーのかい
IamOKの会は、発達障害児・者とその親を支援するNPO法人です。
NPO法人 I am OKの会 理事長 林田 道子
2004年に会を発足。
臨床発達心理士・公認心理師として保健所での心理相談や、子育て支援の講師、東京都、練馬区、杉並区との協働・委託事業などを通し、子ども支援はもちろんのこと、発達障害の子どもを持つ親への支援に力を入れて取り組んでいます。
親の気持ちに寄り添い、学びを提供
I am OKの会は、発達障害の子どもを持つ親が同じ悩みを持つ 親を支援する場所として2004年に発足しました。
発達障害の子どもは自己肯定感を持ちづらく、引きこもりや不登校などの 二次障害に苦しむご家庭は少なくありません。 子どもの自己肯定感は親の接し方に大きく影響されますが、難しい子育てをしている親は どうしても心情的なアップダウンが激しくなってしまいます。
まずは親自身が一人または家庭内だけで抱え込まず、相談できる居場所を持つこと。 そして障害の特性を学び、子どもへの正しい接し方を親が学んでいくことがとても大切です。
安心して専門家や経験者に相談できる地域の支え合い
生涯発達支援の視点から、親は子どものライフステージが変わるたびに障害理解・支援が必要です。
I am OK の会には、発達障害の子を持つ親やペアレントメンター養成研修修了者、臨床心理士、大学教員、保育士、保健師、臨床発達心理士、子育て支援ボランティアが集い、子どもの成長を地域で支えあう仕組みを作っています。
私たちの会は、2004年10月、「軽度発達障害のこどもを支援する会 IamOKの会」
(親の会)として、練馬区関町で生まれました。
①障害名の有無に関わらず、発達のアンバランスからくる生きづらさを持つ子どもと保護者を主な対象とし、
②「当事者である子ども」と「育てにくさに悩む保護者」の両者を支援することを目的として、
③地域に根づいた拠点として、生涯にわたって、切れ目のない支援をめざし、活動します。
④あわせて多くの人々に「生きづらさをもつ子ども」についての理解を促す活動を行います。
「発達障害」については2005年に発達障害者支援法が施行され、広く知られるようになってきました。そして特別支援教育の取り組みが進んでいます。
発達障害は知的な遅れを伴う場合から、高いIQを示す場合など、障害の現れ方は広範囲であり、多様ですから、特別支援教育の質も多様性を求められています。
発達障害の診断はあっても、特別支援教育のサービスを利用していない、またはマッチしていないと感じている親子は少なくありません。
まだまだ見えないところで、悩む親子は少なくありません。
一方未診断で、部分的な遅れや偏りがある場合は、保護者も気づきづらく、周りからは誤解を受けやすく、傷つき体験が多くなります。保護者は従来の子育て観、子ども観では対応が難しく、戸惑いは強く、苦しんでいらっしゃる方が多いのが実情です。それは「グレーゾーン」と言われる層の子どもと保護者にも重なります。
私たちは、発達障害のある子どもにとって何が大事か、どんな体験が必要か、仲間作りはどのようにしたらいいかを考え、発達障害児の体操教室や、SSTクラス 生活スキルクラスや自然体験プログラム、ことば支援の教室等など、そしてお母さんへの支援は「ペアレントグループワーク」など、手さぐりでプログラムを作り、活動を続けてきました。
子どもの発達のアンバランスに気づいた保護者はどれほどご心配なことか。わたしたちは知っています。
保護者の葛藤が寄り添い、子どもの生きづらさに寄り添い、
「I am OK」
「You are OK」
の自尊感情を大切にし、繋がり感を土台に必要な活動と情報を提供していきたいと思います。
会の活動へのご理解とご協力をおねがいします。
2015年1月1日
NPO法人 IamOKの会
代表 林田道子(臨床発達心理士)
当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。